「社会に生きる個性」溝上先生を読んだ

この素敵なタイトルの本を読んだ.

本書の趣旨は別のところにあると思うものの,冒頭付近にある「講義一辺倒の授業における学習においてさえ他者は組み込まれている」が,まずささった.今のオンライン学習はどの程度,効果があるのかそんな疑問を常々思っていたからだ.オンラインといっても非同期な学習スタイルは別としても,生放送的な講義はどの程度,他者が組み込まれるのか,なんて思っていた.もちろん,意見を聞いたり,互いが組み込まれるように努力しているが…

以前に,富山中部高校という進学校の先生がおっしゃっていた「ビデオ視聴の予備校に通う生徒は,いくら有名な予備校で,良いビデオなのかもしれないけど,てっぺんにはなれない(地元の予備校でも生の集合講義で習うことが重要という趣旨?)」こととも関連しているような感想を持った.

そして,教職大学院を担当することになってから,主体性,自己効力感,自己肯定感などなどは頻出用語.これらの整理もなるほどの連続.
二つのライフやエージェンシー,「進んでいくべき方向性を設定する力」「目標を達成するために求められる行動を特定する力」なんて話は,まさに今の自分にも必要なこと.

皆様もどうぞ.