こんにちは.M2の村上です.
本の紹介記事を書いてみます.
私が小学生くらいのときの高橋研の文化を,復活させてみました.
拙い記事でございますが,何卒ご容赦ください.
さて,日常生活で,
「何だか漠然としてるなあ」
「具体的に考えると?」
「分けて考えよう」
と言われることがよくあります.
では,いったい,「分解して考える」と,どんないいことがあるの?
今日は,そんな疑問の参考になる本をご紹介したいと思います.
赤堀侃司(2013)教育工学への招待,ジャムハウス
https://amzn.to/2WvH28T
こちらの本を参考に,分解事例をひとつ紹介いたします.
例えば,「プレゼンはどうすれば上手くなるか?」
ということを考えてみます.
多くの大学に,プレゼンを専門に練習する授業はありません.
しかし,ほとんどの授業ではプレゼンが求められます.
では,プレゼンはどうしたら上手くなるか?
そのために,プレゼンを分解して考えてみます.
プレゼンの技術を,話す技術,身振り手振りの技術,スライド作りの技術に大まかに分けてみます.
これだけではまだまだ大雑把ですので,話すということを,「話す声」と「話の構成」に分けてみます.
もっと分けると,「話す声」は,「大きさ」「トーン(抑揚)」「滑舌」「間」というように分解できますし,「話の構成」は,「お話の順番」や「一文の短さ」などに分解できます.
プレゼン上手な人を見たときに,それをこのような観点で分解して考えて,一つ一つの要素を身に付けて行けば,プレゼン上手になるのではないか,というように考えるわけです.
本書のタイトルになっている,教育工学は,
教育を対象に,工学的に研究する学問と言われています.
工学的な考え方の一つには,分解して考えるということが挙げられます.
ですので,本書には,なるほど!となるような,分解して考える考え方が多数紹介されています.
もちろん,基礎的な知識も多く学ぶことができます.
ぜひご一読ください.
お読みくださり,ありがとうございました.
参考文献;赤堀侃司(2013)教育工学への招待,ジャムハウス
https://amzn.to/2WvH28T