Vähä-Heikkilä 小学校訪問(3/10)

2年ぶり2度目の訪問となった.プレスクール,1年~6年で426名の児童が在籍している.教員数は35名ほど.フランス語の指導に特徴のある学校.特別支援教育も充実しているとのこと.教員が学習指導するためのプロジェクタ,実物投影機,プロジェクタという定番セットはもちろん,タブレットが最近PTAから30台寄付されたとのこと.

DSCF2165DSCF2172DSCF2207宗教の時間では,宗教ごとに授業が行われていた.少人数の宗教ではテレビ会議システムを使って他校と同時に行う.テレビ会議システムの先に先生がいるけども,手前の教室にもアシスタントがいて,キチンと実施する仕組みがあった.とはいえテレビに映っている先生がどこにいるのかが即答できなかったのが面白かった.それくらい当たり前の事なのであろう.また,実物投影機が上手に使われていた.指さし付きで拡大率も良いし使い慣れていることはよく分かった.

DSCF2231フランス語で行う6年生の算数の授業を見た.2年前にも参観させてもらった先生の授業であったが,前回同様に,前半の一斉指導部分が優れていた.ただ,後半のグループ学習シーンでは,示された6種類の学習活動のうちいくつかがタブレットでのドリル学習であり,それはサイコロで決めていた.タブレット活用も,アプリ内課金がされていない無料部分だけでアプリを使っていて,身につく力のか心配になった.無線LAN整備完了も昨秋とのことで,試行錯誤しているのであろう.

デジタル教科書についてもかなり知ることが出来た.既に小学校の6年生の物理や化学は教科書が電子化されており,紙媒体は発行されていないとのこと.先の算数の授業では,教科書,指導書に加えて,提示用のデジタル教科書の3点セットが活躍していた.教科書紙面の部分拡大が基本的な機能だった.それにとても安心感を覚えた.

初めての給食もいただいた.その後,さらに3年生のフランス語の授業もみた.

同じ学校に再び訪問できて,同じ先生の今度はタブレットを使った授業を見せてもらって,よき比較が出来た.さらに前回以上に細かい質問にも応じてもらえた.大感謝.