Wäinö Aaltonen School訪問(3/9)

トゥルクで一番ICTが進んでいる学校.英語の教育にも特徴がある学校.ICT機器は様々な予算を獲得して整備している.校長先生からは,学校の説明のみならず,EU圏でのICT関係のプロジェクトの説明や,Petagogies for deep learningというプログラムに参加しているとか,プログラミング教育に関するコミュニティの説明など話題は多岐にわたった.

DSCF207221学級の小学校で500名程度の児童がいる.270台の情報端末(ipadやサーフェス)に,校内全域での無線LANが使える.もちろん,プロジェクタ,実物投影機やPCも整備されている.

かれこれ3年間フィンランドの学校を訪問しているが,これだけ手厚くいろいろと見学させてくれ,説明をしてくれたのは初めてであった.DSCF2084今までの謎が一気に解けた気がする(そんな訳はないが).学校ごとに様々に方法が違うとは思っていたけども,学級ごとにもかなり違う様子がうかがえた.グループで机を並べているクラス,スクール形式で机を並べているクラス(こっちの方が多いけど),学年をミックスさせたりクラスを分けたり,DSCF2088タブレットを使うクラスもあれば,無線LANでつながったPCを使うクラスもあれば,有線でつながったPCを使うクラスもあったりして(普通教室なのに),もう自由自在だった.情報端末が収納されているカートは廊下にあるときもあれば各教室内にある時もある.機種も保管場所も意図が読み取れない.とにかく均一ではない.先生に任されているとのことであるが,どういうルールなのかまでは分からなかった.

プログラミング教育については,2016年のカリキュラム改定時に算数を中心に様々な教科でやりたいとのこと.週1回くらい授業をしたいと言っていた(ホントか).Cord.orgとか,Koodikoulu.fiを見せてくれながら説明してくれた.

ずいぶん長い時間にわたり付き合っていただいた.ただ,もっとたくさん時間をかけないとわからない事も多いと思った.今回はお腹いっぱいだけど.