ロックダウン世代?新しい言葉だ.
2020/8/26の日経新聞によれば,
「教育の質が下がると雇用などで不利益を受ける「ロックダウン世代」が生まれ,将来の国の競争力も落ちかねない。教員の指導力向上や学生支援を通じ、教育の質を高めることが急務だ。」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63081810W0A820C2MM8000/
そうかもしれない.
授業の前後の雑談なんて小さなことから,部活動やキャンパスにおける様々な活動などできないことばかりだ.
でも,日経新聞は2020/7/13では,
「テレワークなどの非接触・分散型への大きな流れが生まれるなか、出社率5割を一つの目安にする企業が増えてきた。新しい働き方が定着するための条件とは何か。現場取材で見えてきたのは社員の「自律」というキーワードだ。」
「事前に会議資料を読み込むのが当たり前になり、明らかに業務時間は短くなった。生産性は圧倒的に上がっている」(木村氏)」
「会社やオフィス、雇用のあり方は今後、これまでの働き方改革の比ではないほど抜本的に変わるだろう。出社率5割を奇貨として働き方の「革命」に取り組む企業と、そうでない企業とでは競争力に将来、差が出てくるかもしれない。」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61415990Q0A710C2X11000/
なんて,記事もある.
リモートは,仕事だと生産性が上がり,大学の講義だと生産性が下がるような話は,少し矛盾していないだろうか
やはり,ここでも「体験度」が邪魔をしているだろう.仕事では,強制的にもリモートワークを体験し,その効果を実感できた.でも,大学の話になると,自分の大学時代の経験と比較して不足していると,単純に思ってしまっているのかもしれない.
実際には,学生はたくましい.
どうやって知り合ったのか分からないけども,不便な中でも学生間でのつながりを必死に作って,学びも楽しみも得ている.もちろん,これにキャンパスライフがあればもっと完璧だろうけども,でも,産業界,経済界が求めている新しい世代が生まれているかもしれないと思うこともしばしばある.
日本の進学率などから考えると,18歳から22歳の世代は,世代の半分の学年60万人ほどが,リモート学習を挑戦した(強いられた?).この世代は,不利益とか,かわいそうな世代ではなく,これを乗り越えて,我々を大きく超えていく新しい世代と感じている.実際,そうあって欲しい.
先週,某県庁での会議でコロナ禍も終わればリモートも終わっていくなんてくり返し発言があったけど,それも「体験度」の違いから来る思い込みだと思う.体験してみれば,確実に新しい時代が来ている.
と思った.