朝や夜の寒さが増してくる中で、
少し早い気もしますが、我が家にもこたつが導入されました!
しかし、先日さっそくこたつで寝てしまい今後が心配な田向です。
本日は学生ゼミが行われました。
先輩方は卒業論文の第1章についてのご相談をされていました。
卒論に夜遅くまで、精一杯取り組んでいる先輩方を見ると、
来年、僕はこのように計画的にできるのか不安になってしまいますが、
ただ尊敬するだけでなく、先輩方の研究の仕方から取り組む姿勢まで、
様々なことを今のうちに学んでいきたいと思いました。
「わかりやすく深まる授業づくり」と「教育の情報化」に関する研究室
澤田です。
第40回JAET京都大会の二日目となります。
二日目は研究者だけでなく、現場の教員や企業の方々の実践報告があります。
つきましては、下記ページに堀田先生と高橋先生にゆかりのある方々の実践報告をまとめましたので、
皆様の参考となれば幸いです。
https://takalab.net/?p=1282
皆さん、こんにちは。米村です。
冷え性の私には最近の寒さは非常につらく、もうこたつを出してしまいました。
そして、最近は毎日、浴槽にも浸かって体の芯から温まっています。
本日は、学生ゼミがおこなわれました。今回も活発な話し合いとなりました。
研究の進め方やデータの分析の視点や方法など、
3年生にとってはまだまだ分からないことがたくさんあるので、
これからもゼミや学生ゼミにおいて、多くのことを相談し、学んでいきたいと思います。
また、高橋先生から差し入れを頂きました。
季節を感じるパンプキンシュークリームを美味しく戴きました。
秋は美味しいものがたくさんあって、いい季節ですね。
ただ食べ過ぎて太らないように気を付けないと…。
三好です。
高橋先生、此川先生、後輩の澤田君と
愛知県春日井市立出川小学校公開校内研に参加させて頂きました。
週末に参加したJAET 京都大会での学びを含めた感想となってしまうのですが、以下感想です。
世界は21世紀に突入して、様々な分野の科学が発展し、科学技術も進歩しています。
人間の能力自体は昔からそう変わってはいないかと思いますが、
人間が使える「道具」は爆発的に増え続けていると思います。
より切れ味の良い包丁が使えるならばより美味しい料理が求められるのと同じで、
人間も今までより高いレベルのことができることが求められる時代になっていると思います。
出川小学校ではそれらが徹底的に具体的にシステム化されており、
公立学校においてはそれこそがより高いレベルに到達するための最善の道なのだろうなと思いました。
そのシステムを構築したこともそうですが、それを今も当たり前のように継続している
春日井市の先生方、出川小学校の先生方、子どもたちが本当にすごいと思いました。
堀田先生
水谷先生
田中先生
前川先生
望月先生
公開校内研では本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
温かいものが恋しくなる季節となりました。
こんにちは、中沢です。
本日はゼミが行われました。
先日オーストラリアから帰国され、長旅のお疲れも癒えぬ中、
高橋先生は、学生1人1人に丁寧なご指導をしてくださいました。
また、ご指導だけでなく、
スライド作成のポイント、読書の仕方、
研究に対する心構え、オーストラリアでの知見などのお話も頂き、
今回も学び多きゼミでありました。
改めて、感謝の気持ちと学ぼうとする姿勢を忘れずに
毎回のゼミに臨もうと強く思いました。
高山です。
本日、高橋先生がオーストラリアから帰国されました!
研究室で早速お土産話をしていただきました。
また、オーストラリアで撮影された写真(主にコアラの写真)をたくさん見せていただきました。
特に、高橋先生がコアラを抱っこしていらっしゃる写真が衝撃的でした!笑
美味しいお土産もたくさんいただきました。ありがとうございます!
約2週間もの長旅、お疲れさまでした。
写真は、三好さんへのお土産をお渡ししている様子です。
三好さんは、高橋先生がオーストラリアにいらっしゃる時、
何度も電話でガイドをしておられたので、そのご褒美だそうです!
今回,メルボルンとブリスベンに滞在し,両州の教育省と4校ずつの学校,計10箇所を訪問した.広い広いオーストラリアのほんの一部,しかもICT活用が進んだ学校ばかりを訪問しただけであるが,経験したことをまとめたい.
ICT活用に関しての最も大きな話題は,児童生徒によるICT活用,特に1人1台端末の活用であった.この数年で急速に整備が進んでいるとのことであった.急速である最も大きな要因はBYODであろうと思う.公立の小学校ですらBYODが採用され,保護者がタブレットやラップトップを用意する.その管理や充電の責任も基本的には本人や保護者にある.学校は無線LANやテクニシャンを配置したITヘルプデスクを設置して,活用を加速させる.この普及のスピードは恐ろしいほどはやいと思った.機種について,タブレットは小学校の低学年で使われることが多く,高学年や中学校以上ではラップトップが中心のようであった.昨年度の米国でも同じ傾向はあった.
訪問させてもらった全ての学校で,児童生徒は情報端末をほぼ不自由なく使っていた.もちろん,少し使うのが苦手そうな児童生徒や,ハッキリ嫌いという児童生徒も一部にはいたが,小学生でもIDとパスワードをすらすら入力する場面を確認できた.そういう操作について,段階別に計画を立てて教えている小学校は1校だけであった.もう1校では,特にそういう操作指導は計画的に行っていないとのことであった.1人1台の多くの活用は,ブラウザでの検索,ワープロ(Onenoteも含む),マインドマップ,メールなどであった.ほとんどは大人が行うような活用である.日本のように教室用に特別に開発された学習支援ソフトで画面を共有して発表といったことははない.また,中学校などの専門的な教育で,学校のデスクトップマシンでグラフィックデザインをしたりする.さらに,一部でプログラミングを行っているところも見ることもあったが,これらは選択だし,一部であるとのことだった.
児童生徒1人1台はまさにノートのように,学習の道具に位置付いていた.結果,それだけ取り上げると,ホントに何でもない,ささやかな活用ばかりである.学習活動に本質的な何か大きな変革が起こったとは思えない.でも,活用は確実に定着している.ここに価値があると思った.この後,徐々に変化を果たし,しばらくすると大きな変革が起こったように感じるのだろう.そんな予感とそんな変化の瞬間に立ち会ったと思った.
ただ,こういった変革は,学校に40台のタブレットを導入程度では起こりえないこともよく分かった.それは台数が少ないからだけではない.オーストラリアでは,宿題の配布や提出,家庭との連絡をオンラインで行うのみならず,成績や学習記録,カリキュラムや教材(デジタル教科書ではない)等もほとんどがオンライン化されていた.これらは1人1台が必要となる理由と密接に関連している.こういった多くの要因が少しずつブラッシュアップしていけば,ずいぶん現在とかけ離れた姿になるだろう.
また,検索等をしている学習活動だけをみると,これで学習になっているのか疑問になる.しかし,その学習活動は,思考力育成のプロセスとして,きちんと位置付いており,そのトレーニングである.よく黒上先生らが主張される思考力育成のプロセスと似ているし,そう考えないと誤解を招くこともよく分かった.
このように児童生徒の1人1台は,単に授業での1人1台の活用のみならず,様々な教育情報のオンライン化とか,思考力の指導手順の明確化といった指導法やカリキュラムとか様々な要因と連動している.そのように思うと,私がなすべき事もより重層的に考える必要があると感じた.
一方で,授業における教員によるICT活用は,話題にならなかった.それでも,各教室には電子黒板,プロジェクタ,大型TVのいずれかは必ず設置されており,何かを一斉提示することは盛んに使われていた.そして相変わらず電子黒板はあっても,電子黒板として活用されていたシーンをみることはなかった.やはり電子黒板の予算がなければ,プロジェクタや大型TVで充分であろう.そうして全ての教室に常設しなければならない.残念ながら,日本はここから頑張らないといけないと改めて痛切に思った.
オーストラリアでも一斉指導は,中高などではそれなりに行われており,日本の工夫の少ない授業のような一方的な授業も何度もみた.結局,習得すべき内容を教える場合は,一斉指導に頼りがちなのだろう.そして,オーストラリアの授業では,習得すべき学習内容の教え方は雑である(一方で,思考力など活用や探究に関する指導法が明確になっているところが日本と逆ではないか).なので,電子黒板に提示されている内容もかなり雑で,日本ではあり得ない.もちろん板書も同じように雑である.なので,どうでもよいと思われているのか,ほとんど話題にならない.
次に,校務情報化に触れておきたい.先にも述べたが,日本でいう校務情報化が狭義にみえるほど,オーストラリアでは教科指導などとも密接に関連している.学校運営に必要なあらゆるデータがWebで管理されており,教員の権限ごとにみえる情報が変わったり,グラフ化して瞬時に視覚的にとらえられるようになっていたりしていた.何か質問をすると,校長先生がWeb上のデータベースで調べて,根拠をもって回答しようとするシーンも見られた.経験に基づくだけではなく,リアルタイムなデータに基づく判断が気軽に出来る環境は大きいと思った.
最後に,先生も児童生徒も,ICT活用をする一番の理由は「楽」だからではないかと思った.「楽」という言葉は何度もメリットして語られていた.丸つけをしなくて楽だから,綺麗な字が書けて楽だから,教科書よりも軽くて楽だから,なんて感じである.「楽から始めようICT活用」なんて日本で言ったら税金の無駄遣いだ,先生が「楽」しているとか言われそうだけども,ポジティブで新しいものも柔軟に取り入れるオーストラリアっぽい考え方なのかも知れない.このあとも何度かオーストラリアに訪問して確かめていこう.
おわりに,教員研修センターをはじめ多くの皆様の御協力で,旅が大成功に終わったことに感謝申し上げたい.特に,訪問地や訪問校を決める最初の段階からオーストラリア大使館,ビクトリア州政府駐日事務所,NECの皆様には多大なる御協力をいただいた.センターの厳しい?条件を満たした視察日程を苦労してまとめていただいただけではなく,とても有意義な訪問先を選んでいただけたことは大変にありがたいことであった.また,今年も団長,副団長,団員の皆さん,添乗員さんや旅行代理店に恵まれた.なんと,今年は最終日に,急遽,視察でお世話になった先生を招いての夕食会も催すことが出来た.これも団員が本当に短い学校訪問中に交流を深められた成果だと思う.
何もかもうまくいき,とてもとても嬉しく思った.
突き抜けた高校を訪問したければ,ここだと思う.コンピュータ,音楽や映像などを勉強する学校で,選抜試験も厳しいそうだ.生徒がPCを買って持っているのはもちろんのことであるが,録音スタジオ,レーザー加工装置,3Dプリンタ,楽器等々,高価なものがゴロゴロと置いてある.そういった教育内容を現代的な方法で教えるとのことで,校舎のカタチからユニークだ.
ただ,このテーマに特化した学校とのことで,校庭もない.
生徒が案内してくれたが,わかりにくいだろう質問も理路整然と答えてくれた.PCをノート代わりに使う授業が多いが,一部の芸術系の授業ではノートを使っている授業もあった.それには文字でぎっしりページから,マインドマップを使った考えた様子,そして上手な絵などあり,一生懸命さ伝わってくるノートであった.
4000ワード程度のレポートも課せるとか,進んだ生徒には大学レベルの授業を受けさせるとかも言っていた.先生も博士をもっている先生が2名,他は全員修士をもっているとかで,名物先生が濃い説明をたった2名にしている授業を参観することも出来た.まるで大学のゼミだ.
つくづくICTだけを取り上げて,能力が上がるかなんていうのは無駄で,カリキュラムや学習環境など様々な要因が効果的に作用することが重要であると知ることが出来た.
小学校への訪問.もはや公立小学校でもBYODという話に驚かなくなっている自分が怖い.本校でも徐々にBYODの対象学年を広げていくらしい.
シンキングツールを使って学習する様子が何度も見られ,そういった掲示も多く見た.やっぱりPCを使っているシーンだけをみると,単にワープロを使っているとか,検索しているとだけしか思えないけども,思考スキルを身に付けるための段階的なト
レーニングの一貫だと思って見ると,急に価値が増してくるように思える.
また,この学校ではちょうど2ケタ+1ケタの足し算の指導をみた.ここでは足し算の仕方を考えさせたり,話し合わせたりすることはなく,日本から見ればかなり強引に教えていた.ようは急に計算させるように思えた.日本ではこのタイミングではとても丁寧で行き届いた段階的な指導を行うだろう.
一方で,思考力育成の指導では,オーストラリアでは思考力をスキルとしてとらえて,いくつかのワークシート等のツールを用いて段階的に指導を行っていく.逆に日本では考えろ,考えろという一方で,考え方やその手順までの指導はあまり行わないと思う.この差違が感じられた.
また,校務システムによって学校のあらゆる状態がわかるようでいくつかの画面を見せてもらった.校長先生のアカウントと,教員のアカウントでみえる範囲が異なるのも面白かった.何か質問をすると,その根拠資料としてweb上のこういったデータを見せてくれるところなど,やっぱり経験や勘でははなくて,こうでなければいけないなと思った.
ICT担当はパワフルな方.校長先生がバランス良くやっているように思えた.ここでも,特定の1人ではなく,いかにみんなが取り組むかが大事といった話があった.やっぱりそうなのだろう.