日本協会訪問(3/4)

ビクトリアにあった日本協会の事務所がベイカーストリートに移動してから初めての訪問.シャーロックホームズ博物館なども近所にある.

ハイディさんは不在であったが,紀村さんと意見交換.英国の小学校から,日本の小学校との交流希望が多く寄せられているとのこと.最近の日本の状況では応じにくいと思うけども,多くの日本の学校との交流がうまくいけばと思う.

午後からエクセターへの移動.

Maryland Primary Schoolを訪問(3/3)

木原先生,野中先生との英国訪問.最初にメリーランド小学校を訪問した.

これを最初に書くと大先生に怒られそうであるが,校長先生は軍隊式組織運営だと何度もおっしゃっていた.確かに高橋研でも研究室運営について軍隊だからと冗談で話すこともある.ある目標に向かって,組織が一致団結して邁進するには,こういった運営になるのだろう.まさに,メリーランド小学校も,よりよい教育を提供するために,職員一丸となって取り組んでいると感じた.

学習規律や基礎基本の指導の徹底,かなりきめ細かい習熟度別学習,DSCF1682丁寧なノート指導,反復指導のうまさ,教科を横断した学習,教員とアシスタントの高度な連携,教員用テキストの事前書き込みの充実(まるで日本の指導書のよう),空き時間での丁寧な授業準備等々,一度の訪問では工夫が多すぎて理解が仕切れない.ICT設備も充実しており,特に,性能が高く,定評の高い機器が中心に備わっているように思った.当然,金額も高いだろう.アシスタントの多さも含め,どのように資金を得ているのか,興味深く思った.

フラッシュカードを使った指導も見た.DSCF1782徐々に難易度を変えるために,課題を変えたり,答えさせ方を変えたりしていた.子供が自然とついてくる仕掛けがうまかった.一斉指導がほとんど見られない英国から考えればホントに上手で,日本でもこのレベルに達した先生はそれほど多くはないだろう.拡大提示される教材等の拡大率や映し方を見ても,相当なレベルとうかがえた.こうやって上手に拡大提示する姿を,過去に英国でほとんど見たことはない.さらに久しぶりに電子黒板の操作が当たり前に行われているシーンを何度も見た.一般に英国に導入されているメーカーでは今やほとんど見られない.単なるプロジェクターのスクリーンに成りはてている.この学校では,経年劣化も少なく精度の高いメーカーの機種が整備されているからだからだろう.最後に残った電子黒板操作が,タッチだというのも納得だ.

無理にお願いしたComputingの授業では,スペインの無敵艦隊のDSCF1821歴史上の動きに合わせて,スクラッチでプログラミングをするという課題であった.事前に,歴史資料を読み,ワークシートに動きをステップとして記述して,プログラミングをするという流れだった.本時はプログラミングのところであった.工夫に満ちた授業ではあった.ただ,子供はキーボード操作やファイル操作はかなり慣れていたものの,プログラミング環境であるスクラッチの基礎的なトレーニングが足りていなかった.この点で授業は混乱した.スキルの高い子供たち,歴史の学習とプログラミングという本校では慣れた教科横断型の授業進行でも,事前に押させるべき事があるのだとよく分かった.

これまでと全く異なるタイプの学校に,多くの点が学びとなった.