Luostarivuori secondary school訪問(3/9)

今回の学校訪問は,エルモドイツの野阪さんと地元のラクソネン氏に多大なるご支援をいただいた.そして,英語は通じるとはいうものの,これまでの経験上,やはりフィンランド語の方がインタビューもうまく行くと思われるので通訳を幡野さんにお願いした.幡野さんは日本語フィンランドの辞書を作っている位の方.そして野中先生と完璧なメンバーに支えられての視察となった.

最初に英語に重点を置き,慶応普通部と交流している中高校を訪問.生徒は1000名で,中学生が700名,高校生が300名程度とのこと.100%進学だというが,この人数比はどうしてかまでは分からなかった.2016年のカリキュラム改訂に合わせて,より生徒が主体的に学んだり,タブレット等を道具に用いて学習を行うことを目指して行きたいとのことであった.

ICT環境としては,全ての教室にプロジェクタ,実物投影機,PCが常設.学校内に100台のタブレット端末がある.またほとんど全ての生徒が持っているタブレット端末も学習に使う.スマホでメモや写真をとったりする.保護者が高い金を遣ってスマホを持たせているのだから,活用しないともったいないとのこと.

DSCF2007DSCF2015DSCF2020DSCF2026視察したのは中1の物理の授業.光の屈折についての実験だった.実験と座学の割合は半々で,1時間事に,実験と座学を繰り返しているパターンとのことであった.プロジェクタで実験手順が映されており,生徒はその通りに実験を行う.ただこの実験手順書はGoogleドキュメントのファイルであり,生徒も自分のスマホでそれ呼び出して見ながら実験を行っていた.手元にあるので,見やすいということであろう.自分のスマホを使っているけども,関係ないことや遊びに使う生徒は皆無だった.

実験手順書の課題や表をノートに転記して,その空欄を実験結果から埋めていく.早く終わった生徒はおしゃべりに夢中だったように思えた.実験の前に予想とか,終了後にまとめとかそういったものはなかった.他の時間でやるのかも知れない.テキパキと実験が進んでいって終了.実験器具の使い方には相当慣れている.終わった後に,プロジェクタの光でも屈折を確認し出す生徒もいた.

どうやって学力がつくのか若干不思議になりつつ終了.

高校生が受験のために学校に来ていて,廊下にたくさんいて,さらにバナナを持っているという不思議な光景も目撃.スマホは昨年も見たので驚きはないが,やはりまだまだフィンランドの学校への理解が足りない.