英国:ICT活用とComputingのまとめ(2015年3月)

今回は,ロンドン,エクセター,ウスターにある3つの小学校を訪問した.いずれの学校でも普通教室でのICT活用はもちろん行われており,さらにComputingの授業を1コマずつ見せてもらった.また,これらの学校は,特別にICT活用に取り組んでいる学校ではなく,あえていえば日本や国際交流に興味のある校長先生のいる学校といえるだろう.

ICT活用では,教室に常設されている電子黒板とPCの活用がいずれの授業でも行われていた.電子黒板は,多くのケースで単なるプロジェクタのスクリーンと化していたのは相変わらずであった.しかし,珍しく他メーカーの電子黒板が常設されている学校があり,そこでは電子黒板機能が使われていた.タッチ機能の活用が中心であった.さらに少しの書き込み電子黒板に提示される内容は,自作や流通しているスライドコンテンツ,実物投影機,エスプレッソ製のコンテンツ(2校も)がであった.また,デジタル顕微鏡を映しているケースもあった.依然として,教員による拡大提示は当たり前のように行われいた.今回の訪問で感じたことは,やはり,基本性能に優れた電子黒板は,月日が経ってもタッチの精度が高く,使われ続けるということであった.この学校では,さらに,液晶ディスプレイ型の電子黒板に買い換えるといっていた.

DSCF1943Computingの授業では,他の工夫に満ちた教科の授業に比べれば,まずはやっている,という印象はぬぐえなかった.昨年の9月から始まったことを考えれば,まだ取組の最初の段階であり,試行錯誤をしているのであろう.3校をまとめると下記になる.

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DSCF1813特徴的なことは,テキストは使われていないこと,ワークシートやノートは必ず使われていたこと,子供のPCの操作スキル(ファイル操作,キーボード等)は高いものの,プログラミングには慣DSCF1922れていないことであった.また,Computingの授業のことをICTと呼んだり,教科学習のまとめの段階でPCを使うことをComputingを名付けたりするのが2校で,情報科学やプログラミングだけを教えるのは1校であった.そして,いずれの学校も,タブレットではなく,キーボード付きのノートPCだ.詳しいことは,さらに調べないと断定的なことはいえないが,とりあえず離れた地域の3校を調べた結果としてまとめておきたい.